レオン S・ケネディ レザーライダースジャケット その③

皆様こんにちは。
今回はレオン・レザーライダースジャケットその③をお送りさせて頂きます。

前回は製品の顔とも言える革と色が決まりました。
最終的にこの2色に絞って決定しました。

今回は製品の本質と言える形、サイズ取りに関してご紹介させて頂きたいと思います。

レオン・レザーライダースジャケットのコンセプトは「忠実に再現」です。
これを着たら劇中のレオンを再現できる物にしなければなりません。

ただ、ここで問題になるのが「着用者の体型」と「サイズ取り」となります。

衣料に係わる方ですと聞いた事があるかとは思いますが、日本人の体型はJIS日本産業規格(JIS=Japanese Industrial Standardsの略)で基準があるのです。
皆様も一度は聞いた事のあるJISとは日本の産業製品に関する規格や測定法などが定められた日本の国家規格のことで、自動車や電化製品などの産業製品生産に関するものから、文字コードやプログラムコードといった情報処理、サービスに関する規格まで幅広くあります。
衣料ですとJ体型、JY体型、Y体型等々細かく区分されています。
今回このJIS規格に加え、日本家政学会被服構成学部会が全国の男性1,567名を計測し発表したデータを参考にしました。
さらに今回製造を担っていただいたKADOYA様の持つ膨大なレザーライダース・ジャケットのサイズを参考に、レオンジャケットのイメージを忠実に再現すべく細かくサイズを決めて行きました。

レベルフォー企画担当者、KADOYA様スタッフの方々もサンプルを着用しながらの神経を使う作業を経て、スタンディング時、ライディング時、銃を構えた時、それぞれで動きやすく、綺麗にレオンのシルエットとなるように決めました。

※特に今回はレオンのシルエットになるようにタイトなサイズ感となっております。
ゆったり目の着心地をお好みの方はワンサイズ大きめをお勧めいたします。

特に今回は「ハードプロテクターを入れられる」仕様としています。

ここでも「プロテクターが入れられる仕様」か「入れない仕様」にするかで議論となりました。
が、ここはレオンがライディングや戦闘時にプロテクターを入れてさらに防御力を上げられるように!との結論に達しました。
タイトなシルエットを保ちつつ、プロテクターも入れられるサイズ出し。この絶妙なバランスがとても難しかったのですが、なんとか絶妙なサイズを出す事が出来ました。
この点はレベルフォーとKADOYA様で何度も検討した点です。

通常のライダースジャケットはわきの下(バスト)から裾まで直線でカッティングするのですが、今回はシルエットを再現するためわきの下(バスト)から肋骨と広背筋に沿って微妙に絞りを入れました。

この微妙なカッティングラインにより、レオンのシルエットを再現しました。

もう一か所、袖口のジッパー部分。
通常は2枚の革を縫製で縫い合わせたライン上にジッパーを挟み込んで製作します。
しかし!今回レオンが着用している袖口ジッパー部はハギがありませんので、こちらも再現しています。


左が一般的な作り。今回は右側の写真のようにレオン・ライダースを再現しています。

続きはまた次回ご紹介させて頂きます。

それでは。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください