レオン S・ケネディ レザーライダースジャケット その②

今回はレオン・S・ケネディ レザーシングルライダースジャケット その②をご紹介させて頂きたいと思います。

どうやらBSAA MA-1とライダースジャケットを交互にご紹介して行くパターンとなりそうです。

早速行って見ましょう。

今回レオン レザーライダースジャケットを企画するにあたり、最も重要視した点はズバリ!!
「レオンが着用しているジャケットをそのまま忠実に再現する!」事でした。
 

その時点で安価な合皮ではなく、レオンが着ているであろう本革製一択でした。

そこで相談したのがレザーライダースでは日本一と言っても過言ではない、浅草の老舗KADOYAさんです。
KADOYA様とは今までも度々お仕事でご一緒させて頂いており、個人的にもKADOYA様のジャケットを何着も愛用させて頂いています。

まずは版権元様から頂いたレオンの資料をKADOYA様に持参し、詳細な打ち合わせ。
そしてシルエット、サイズ、素材、ディテール等々、KADOYA様内で何度も企画会議を行っていただき、ようやく今回のBIOHAZARDとKADOYAのダブルネームネームの公式製品が完成いたしました。

KADOYA様内では「ライダースジャケットを着用する事の多いレオンがKADOYAに別注で作らせた特別な1着」と言う設定で進みました。

素材に関しても当初は「軽くてタウンユース向けのシープスキンが良いのでは」と言う意見もありましたが、KADOYA様内の会議で
「ライディングでの強度に加え、ゾンビやB.O.W.との戦闘にも耐えうる皮革」と言う事で最終的に牛革(カウレザー)に決定しました。
レオン画像と映像を何度も繰り返し確認して、使用する革の厚さやなめし、シボの出方等を細かく設定。(カウレザー特有の「シボ」とは革の表面にある立体的なシワ模様のこと。革の繊維密度や部位によってかなり異なります。 シボの粗い、細かい、でジャケットの表情がかなり変わります。)
今回は映像で表現される通りの光沢感にし、細かめのシボでシボの粗い製品に比べて上品な仕上がりとしました。

使用の革が決まったら次は色。当然レオンが着用しているライダースを再現するために既製品の色は使えません。このジャケットだけの特別な配色の染料を作り、何色かのネイビー色で革を染めて見本を作り、最終的にCAPCOM プロデューサー様に送り確認していただき決定しました。

革に染料が染み込み、指定した色を出すのはとても手間が掛かりましたが、レオンが着用するハイセンスで上品さも漂わせるカラーを出す事が出来ました。

ここまででようやく今回のレオン・ライダースジャケットに使用する革が決定しました。

 

 

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