湘爆ドカジャン考察⑤

12月に受注開始しました湘南爆走族ドカジャン ショートMODELですが、サンプル修正も終わり、製造の方も順調に進んでいます。
ご予約いただいているお客様、お届け迄今しばらくお待ちくださいませ。

今まで4回に渡りドカジャン ショートMODELの詳細を書かせて頂きましたが、今回はさらに細かな仕様をご紹介したいと思います。

今回作成しているジャケットですが、以前発売したドカジャンを「さらにライディングに適した」仕上がりにするべく細部にこだわりました。
私もバイカーの片隅に属しておりまして、北は北海道から南は九州まで愛車と共に走っております。その中で必要を感じた機能を盛り込ませて頂いております。
取り外せるバックプロテクターもそうですが、最低限の持ち物を落としにくく分かりやすく機能的に収納できるように考えました。
肌身離さず常に持っている物。「お金」「カード・免許証」そして「スマホ」。さらには高速道路や有料道路で受け渡しする「チケット」


昭和期のドカジャンやフライトジャケット時代には無くて、現代での必需品は「スマホ」
いつもは裾のポケットに入れているのですが、他の物を出し入れする際落とすのではないか?っと不安に思っていたのです。
そこで左袖のポケットはスマホを入れられるサイズにし、落下しないようにジッパーを付けました。
また高速道路の縦長のチケットもこの袖ポケットに入れておいたら走行中に無くしてしまった!なんて事も防げます。
(バイクにETCを付けている方も多いですが、何かと料金所で受け取る機会って有るものです)

続いては両裾のポケット。
ドカジャンは気温の低い時期に着る物。そして合うパンツは断然デニムでしょう。

そこで両サイドのポケットの中生地を起毛素材にしてハンドウォーマーとしました。

これでライダーのかじかんだ手を暖かくしてくれます。

 

そしてさらに収納量を増やす内ポケットを両側に配置。

カードや現金、免許証、財布など特に大事な物はボタン付きの内ポケットに入れられます。

計5個のポケットを配しましたので、それぞれ「何をどのポケットに」と決めておけば必要最低限の物は肌身離さず収納が可能です。
厳密に言いますと背中の脊髄パッドを入れる部分もポケットにはなっています。

それともう一つのこだわり
 写真は襟ボアを取り外した状態です。
フロントジッパーの引手タブ、ここも合皮ではなく本革を使用し、湘爆の一つ星を刺繍で入れています。

湘南爆走族ステッカーをモチーフにした版権表記ネーム、40周年記念を証明する公式ロゴマークネームも全てプリントではなく織り製で特別に作成いたしました。
これは昭和当時のドカジャンが付けていた織り製ネームを再現した物。(現在は安価で少量で作れるプリントネームが多いのです)
湘爆ステッカーネームの方は両サイドのみ縫い付けとし、ジャケットをフックに引っ掛けられるような仕様。
写真は製作途中の物です。

裏地は袖の出し入れがしやすいポリエステル・ツィル素材とし、色はボアと同系のシックなブラウン系です。

湘南爆走族40周年ジャケットの名に恥じない1着となっています。
現在サンプル修正も終わり、1着ずつ丁寧に仕上げているところです。

湘南爆走族グッズの売り上げの一部を令和6年能登半島地震の募金とさせて頂きます。

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