バイオハザード ラベル 検証 その②

前回、バイオハザード レオン・ボンバージャケットのラベルについて見てみました。

バイオハザード ファンの方でハンクベストに付いているラベルに関してブログを書かれていらっしゃる方を思い出しました。

その方はバイオハザード製品に付いているラベルをご覧になり、「ガッカリした」と書かれていらっしゃいました。
付いていたラベルの内容が洗濯の仕方だったためのようでした。

そこで今回はBIOHAZARD HUNK VESTのラベルに関しても検証してみようと思います。

ミリタリー物を生業とし早20数年。米軍のWW2物から朝鮮戦争物、ヴェトナム戦争物、湾岸戦争物、現用の最新装備までさまざまな実物やレプリカを手にして見てまいりましたが、「米軍に限らず実物に付いているラベル」はいたってシンプルです。
先日のフライトジャケットにも情報は数行しか入っておりません。残念ながら軍用チックな使用方法などはほとんど付属ぜず、品名や発注年代、製造メーカー名の他は分かりやすい文言の洗濯ラベルが付いているだけです。多分文字の苦手な兵士にも十分理解できるようにとの配慮だと思われます。(クレイモアBAGなど一部取り説のようなラベルが付いている物も極まれにありますが)
私がアメリカの装備会社にデザイン提供しているBDUや装備品も実際に現在も米軍特殊部隊、某大国特殊部隊で実際に使用されていますが、こちらに付けているラベルも米軍企画に準じた、いたってシンプルな物を付けています。

HUNK(ハンク)の装備はTLBV(タクティカル・ロード・ビアリング・ベスト)と呼ばれるマガジンやグレネードを携行するタクティカル・ベスト。TLBV(Tactical Load Bearing Vest)は1987年に米軍で採用されたウッドランド迷彩の戦闘用装備で、アフガニスタン、イラク戦争でも使用されました。ヴェトナム戦当時、海軍特殊部隊Navy SEALsがローカルメイドで作ったベストがベースになっていると思われます。試作品や民間タクティカルメーカーも同様のTLBVを製造しており、民生品ではODやカーキ色も存在しますが非常にレアです。まさに当時は現用装備への装備の過渡期と言えるでしょう。現用のように防弾ベストと装備携行用のベストが一体となっておらず、防弾ベストの上からTLBVを装備していました。隠密作戦時のハンクは重い防弾ベストは着用せず、軽快さを優先した装備とした事が伺われます。

早速実物ラベルと見比べてみましょう。
下写真、実物のこの部分に付いているラベルです。TLBVにはこれ以外のラベルは付いていません。

左がハンクベスト、右側が実物TLBVに付いているラベルです。米軍実物に近い表記にしてあります。

上から
① 正式製品名称

② 俗にDLAナンバーとかSPOナンバー言われる物品番号(STOCK NUMBER/ストックナンバー):
米軍では米国政府所管の物品に付与する管理番号で米国備品番号を意味します。1994年にDLAからSPOに変更となっています。この方式で見るとハンクベストは1996年製を意味している事が分かります。(※あくまでゲーム内の設定に則した架空の設定です。実際の本製品は2017年製2018年1月発売です。)
ハンクモデルに付いているラベルのSPO100-96-C-U.S.S部分のSPOとは米軍のそれでは無く、UMBRELLAがSPecial Operation用(特殊部隊用)としての意味で使用しています。この行を解読しますと、SPecial Operation(特殊部隊用装備品)-96年製造-CAPCOM-U.S.S.を現しています。

ちなみに試作品はSPO部分がDAAK(ネイティック陸軍研究開発技術センター)、DAAD(民間企業の作成したテスト品、陸軍テスト・効果確認司令部)と表記されています。

③使用素材:
ハンクモデルではあえて明記していません。(素材詳細隠匿の意味)
製品素材はポリエステル100%。原産国と一緒にJANシールに表記して貼り付けてあります。製品はタクティカルベストや装備品を製造している工場で製造されています。

④製造したメーカー名:
レベルフォー

⑤納入業者番号
ハンクモデルではあえて明記していません。(詳細隠匿)

⑥洗濯注意書き
米軍のラベルに沿った内容としています。

ラベルには巨大製薬企業Umbrellaのマークと自社のセキュリティー部門U.S.S.のマークとロゴがアンブレラ社の所有物を表しています。

ハンクは数種類のバージョンが存在し、その中のいちモデルを製品化しています。

ミッションによってさまざまな火器を使い分けるハンク。着用するTLBVはこの時代ではまだ一般的で無かったMOLLE(モジュラー・ライトウェイト・ロードキャリング・エクイップメント)システムをいち早く実戦投入していたのか? 

一見イギリス特殊部隊S.A.S.に近い装備に見えるが、背中に付ける独特の形状のポーチはドアをこじ開けるドア・エントリーツールを入れるのに適した形状だ。
ショルダー部分とBODY部分の色が違う点もハンク装備の大きな特徴。

いくつかの装備を組み合わせて彼独自の装備にカスタムしていると想像できる。
マガジンポーチは市販のMOLLE対応品と自由に交換できるので、ご自分の装備に合わせて組みかえる事が可能。

もともとが防弾ベスト(ボディー・アーマー)の上に装備する事を考えられているので、胴周りはやや大きめに出来ています。

 

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